2016年8月11日木曜日

29年度導入の選択問題を思う

シローズも夏期講習会中なのです。たぶん生徒も講師も、そして僕も、早くお盆休みが来ることを切に願っている状況なのではないかと思います。
まぁ、僕と講師たちは少しのんびりできますが、生徒たちはというと、しっかり…そしてかなりの量の宿題を用意しています。とくに中3生の皆さんには、「えっ?」という量の宿題を考えています。覚悟してください。
だってさぁ、成績上げたいでしょ?
上げるためにどうしたらいいかって、やり方もありますけど、量にはやっぱり敵わないのですよ。だから勉強しましょ!!!
さて、僕の中にもしかしたら…という思いがあります。
変に焚きつけるようなつもりはないのですが、来年(現中3生)の高校受験はだふん大変なことになると思います。
一つには上位の高校(川口北、浦和西、蕨、越谷北、……それから一女、浦和等)で「英語」と「数学」に選択問題が導入されます。
今の時点でこの選択問題のレベルに関する情報は、僕のところまで一切届いていないのですが、ネットに出ていた「数学」の予想問題を見ると、これがかなり難しい。
どのくらいかというと、埼玉県の公立高校入試でこれまで出てこなかったレベルの入試問題と言ったら想像できますでしょうか?
これまでの埼玉県公立入試で、これまでで一番「数学」の平均点が低かったのは平成24年度の36.5点(100点満点)。もしもネットに出ていたレベルの問題が昨年度に出たとしたら、平均点は24年度の半分の18点ほどになるのではないか? そんな思いがしてきます。英語では、国語のような読解力を問う問題が入るかもしれません。
こうした流れは、たぶんさいたま市や志木市等の学力の高い地域の中学生たちにとっては苦もなく…熟ることだと思うのです。だって彼らは小学生の頃から、シローズの近くの小学校の授業とは違うレベルの授業を行っているはずですから、選択問題にも充分に対応できるのではないでしょうか。最近よく格差社会という言葉が使われていますが、高校受験にも地域の格差が広がっていくのではないかと思います。
そしてその後には、自校問題の導入がすぐ先に控えているのではないでしょうか。そうすると、地域格差はさらに広がってくるはずです。
この辺の事情に保護者が気づくかどうか…というのは、たぶん大きな問題となってくるはずです。中学の勉強さえしていれば高校に入れるとの意識は、やはり捨て去るべきだと思います。受験結果として大きな開きを招くことになるでしょうから…。
この辺のことを、大多数の保護者の皆さんはどう考えているのか?ということに、いま僕は大きな不安を感じています。
だいたいシローズの近くの中学に通う子どもたちって、多くのハンディーがあるのだと思います。
もしも去年の数学の平均点があと5点(100点満点)低かったとしたら、最上位校を受験したシローズの生徒2人は志望校に合格していたのではないか? さらには、もしも一昨年の数学の平均点があと5点高かったとしたら、県内の最上位校を受験したシローズの生徒は不合格になってしまったのではないか? 
それくらい高校受験の合否は、微妙な状況で決まっていくのだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿