2018年5月9日水曜日

安行中 my Love 2018春

学校の先生たちが自分の意思をしっかりと言わなくなったのは、きっと保護者とのトラブルを恐れているからに他ならない。
なぜ保護者との間にトラブルが起きてしまうかと言えば、教員たちと保護者の間に実在する子供たちが、実際に起こったことと違うことを保護者たちに話すようになったからではないか?
また保護者の方たちも、昔とは全く変わってきていて、我が子が嘘を言っているかも知れない…と思いながらも、昔のようにそれを叱ったりするのではなく、我が子の言い分を認めようとする性(さが)に近い気持ちが存在するようである。

だから学校の先生たちは、日々自分たちが接する生徒たちを刺激しないようにと努める。そして教員という仕事を単なる職業として割り切るか。あるいは通常の生徒に対する指導以外の業務、例えば部活の指導に夢中になるくらいしか道は残されていないのだと思う。
でもこの国に住む人たちの中で、平均以上の知能指数を持つ彼ら教員の中には、日々のそうした理解し難い現状の中を器用に泳ぐことを、良い教育者の条件だと唱える輩(やから)がいる。またそうした輩たちは大いに出世を果たし、教員という職業の素晴らしさを今後も周囲に語ろうとするのだろう。
だからこの地域の教育は一向に良くはならない。これからも年々新たな問題を生み出してしまうのではないか。

ところ変わって、成績を上げることを生業とする私の生きる世界の中では、愛する生徒たちの成績を上げるための最終手段が存在する。
それは、その子たちの限界を超えさせること。具体的には学習の時間であったり、難易度であったりする。でもいくら僕であっても、これを生徒全員に要求したりはしない。この子なら…とか、志望校から考えてそろそろ…とかと思ったときに限界に挑ませようとする。

しかし挑まされる側の生徒たちはというと、時としてそのことにストレスを感じてしまうようだ。そしてその反動は、時に私に向く。
保護者からの相談という名のクレームだったり、さらにエスカレートすると、中学校の先生への相談まで進む。
そうなってしまうと、もうお手上げだ。なんとか生徒たちの間を器用に泳ぐ事が出来なかったのかと、自分を責める日々が続くことになる。
それは分かり過ぎるほど分かってはいるけれど、この地域の中学生たちの成績を上げようとすれば、やはりその道を通ることになる。というより、その他に道はないと思う。

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