2018年5月16日水曜日

偏差値58のSクラスと偏差値65のSSクラス

シローズの英語と数学のクラスは、学力別に分かれた集団授業になっています。個別授業のクラスもあるのですが、ほとんどの生徒たちはこの集団授業のクラスで英語と数学を勉強しています。英語・数学とも週2回のクラスもあるのですが、今回は週1回のSクラスとSSクラスについて書かせていただきたいと思います。

SクラスとSSクラスの違いは、中2生の時に使うテキストにあります。Sクラスは、英語・数学ともシローズで前から使っている標準的なものを使っています。それに対してSSクラスは、英語も数学もかなり難しいテキストを使います。それと英語の授業時間を週に2コマ(数学は週1コマ)取っており、文法中心のその難しいテキストの他に長文の問題、それとリスニングを入れています。

シローズの生徒たちは中2になった時点でSクラスにするか、SSクラスにするのかを決めます。また時には入れ替えも行います。どちらかと言えば、SSからSにというのが一般的で、SからSSというのはかなり稀だと思います。実は今年の中3生で4月前にSクラスからSSクラスに移った生徒がいますが、それはこの生徒の頑張りと、SSクラス生たちのあまり頑張らない…という状況によるものです。

この2クラス、何が違うのかといえば、中学3年生の二学期以降の学力に大きな違いが出てきます。中2からSSクラスで頑張った子は北辰テストの偏差値がたいていは65以上、Sクラスの場合は58以上というところでしょうか。もちろんその生徒の頑張りの状況と小学校の時の学習の状態で、プラスマイナスがつくことになります。でも65と58という偏差値は、ある程度保証できる数字になると思います。

ただこのSSクラス、生徒たちにとってはかなりきついと思います。英語の辞書も中学生用の物では間に合わなくなるだろうし、数学も分からないから次の授業で先生に聞こうというよりも、その分からない問題を、時間を掛けて考えて来ることが要求されます。
今年は中2SSクラスの人数が少し多いのですが、残念なことに、これから次第に人数が減って来ることになると思います。

シローズは上位の高校を目指すだけの塾にしたくはないのですが、なぜそんなクラスを作るかというと、この地域の中学生たちの可能性を広げたいという気持ちと、所詮大手には敵わないのだろう…という声に対する私自身の反発なのだと思います。

シローズアカデミー ホームページ で、塾の内容がご覧いただけます。https://sirozacademy.net

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