2013年4月14日日曜日

「定期試験の勉強の仕方について」


月曜日から、本格的に小中学校での学習が始まります。
中学校では、あっという間に中間テストとなるでしょうから、今日は安行地区、新郷地区の中学生の皆さんが、「どのように定期試験の勉強をすべきか?」 ということについて書きたいと思います。

中学校での中間・期末テスト(以下、定期試験)というのは、それが即内申点の評定に繋がります。ですから中間・期末テストでは高い点数を取ることが最終目標だと思います。ただ安行地区や新郷地区のように学力レベルの低い地域、それゆえ中学校授業が高校入試のレベルとかけ離れている地域では、定期試験に絞って勉強をすることは、高校受験でのマイナスをうみます。言い換えれば、定期試験の勉強(演習と暗記)が高校入試まで記憶に留まらないために受験の知識となり得ない、あるいは受験のレベルに届かない勉強になってしまう可能性を持つことになってしまいます。この辺を考え、入試にも通用する定期試験対策の勉強というものを考えてみたいと思います。

「英語」
・中学校では、ワーク(ニュー・ホライズン準拠の問題集)を定期試験までに進めることを課題として出されているようです。シローズに来てくれている中学生たちも、みんなそれをテスト前にやりますが、これをやったからといって、英語の点数が大きく上がったということはないと思います。一つには数学のワークと同様、解答が配られているために、分からない箇所があれば、それを見ながらやってしまうというのがあるのかもしれません。
 ですからそれは各自が進めて、提出日までに必ず提出。そして定期試験のためには、テスト範囲のニュー・ホライズンのページの暗記だと思います。これは高校受験にも役立ちますし、かなり定期試験の得点を上げる原動力になるはずです。しっかり暗記できれば、70点から80点前半の点数だった生徒たちが95点前後の点数を取ることも可能だと思います。
 暗記のやり方ですが、意味を調べたら教科書ではなくノートに書くこと、そしてある程度訳が出来たら、何度も何度も読むことです。

「数学」
・中学校で定期試験までに提出が求められているワークを、たいていのシローズのSクラスの生徒たちは、難なくこなしているようです。質問もでないことはないですが、安行地区・新郷地区の中学で配られているワークはかなり易しい内容ですから、ほとんど質問もなく進められるようです。
 このことからも、塾に通っていない生徒の皆さんは、やはり平均的なレベルの数学の問題集を用意する必要があると思います。そして中学の授業が進んだ単元までのページを自分で進める必要があると思います。ただそういった問題集の中には、必ず難易度の高い問題が含まれているはずです。これをどうやって解くか? その課題が残りますね。数学の難しい問題も必ずやるべきだと思います。それを解くことで、その単元の理解が一気に進むはずですから。そうすると、やはりご両親を含めたご家族が教えるか、それが難しいのであれば、休み時間に数学の先生に質問するということになるのではないでしょうか。気をつけなければならないのは、たとえば大学生の知り合いがいたとしても、そういった難易度の高い問題は、あるレベル以上の理系の大学生でないと解けないということが往々にしてあるということ。これは注意すべきです。そうした一般的な問題集を使った日々の勉強があって、定期試験前に中学のワークの演習で確認をするというのがベストだと思います。
 塾に通っている人であっても、中学の教科書準拠のテキストや問題集を使っているクラス(塾)であると、入試に対応できないレベルの学習になってしまいます。中学のワークだけを使うというのも同様です。あとは中学のワークの場合、解答が生徒たちに渡されていますから、保護者の方が「全部分かった?」と聞いて、もしもお子さんが「分かった」と答えたとしても、解答丸写しの直しの箇所が無いかどうかをチェックするべきだと思います。

「国語・社会・理科他」
・国語・社会・理科、そしてその他の4教科については、中学の授業中にどこまで理解と暗記が出来るかにかかっていると思います。定期試験の前に、先生が黒板等で板書した内容について、ノートにまとめるというテスト対策はあると思いますが、
部活によっては、定期試験の2週間前から休みにならない部活があったり、前述の英語や数学でもかなり時間が取られるはずですから、やはり授業の中で暗記と理解を目指すというのがベストの方法だと思います。
あとは国語では教科書の文章の中の言葉の意味の理解に注意すること、漢字の書き取りは確かに必要ですが、「国語」イコール「漢字の書き取り」というのは、あまりベストな勉強方法ではないと思います。むしろ言葉の意味の方が、入試を考えた勉強としては重視すべきだと思いますし、その過程で漢字が自然におぼえられることを目指すべきだと思います。
 社会は地理・歴史・公民とありますが、年号などの暗記を目指すよりも、むしろ関連する事項の理解に重点を置くべきだと思います。
理科はさまざまな実験の内容に注意すべきだと思います。これは入試でもよく出ていますからということで、いろいろ書かせていただきましたが、やはり授業中にしっかり説明を聞いて、授業の時間内に理解をするということが必要だと思います。

 ただもしも、ある授業のときに騒がしくなるというようなときはどうするべきか?
確かに騒がしくて、授業中に先生の話が聞けなければ、理解などできるわけは無いですね。確かにある中学の2年生あたりは、そういう心配がありそうです。こういった場合にどうするか? それについては、また別の機会にお話しましょう。ただ、安行地区・新郷地区の中学に通っていた先輩たちは、誰もがそういった状況と戦って来たのではないでしょうか。





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