2013年4月11日木曜日

「ブレない心を持った先輩たち」


 何日か前に書かせていただいたfacabookの「ちょっと長くなります。テレビで著名な外科医が言っていた。努力をした人には、チャンスを掴むメガネが与えられる」という文章の補足をしようと思います。

 ちょっとその前に、
 こういうのって恥ずかしいのですが、月曜日から金曜日までの1620分から1720分まで、小学生の皆さんに学習を教えているのですが、今日現在履修生徒は金曜日の1名のみとなっています。時間が空けば、まあホームページやfacebookに書き込みをしたり、ブログを書いたり…という時間の使い方はありますが、やっぱり寂しい。
 そこでしばらくの間、月曜日から金曜日までの1620分から1720分までの時間限定で、授業料を少し下げようと思います。
週1回60分の月額授業料を4,000円(税込み4,200円)にしようと思います。小学2年生からお預かりします。よろしければご連絡を、
  048-296-5871 メールアドレsiroz-fk@cablenet.ne.jp

 それでは補足に移ります。
 私の仕事は、塾に来てくれている生徒の皆さんを志望とする高校に合格させることです。小学生の指導も、もちろん中学生の指導も私の目はそこに向かっています。ですからついつい私の口から出る言葉であるとか、書く文章には「学力至上主義」的な内容が含まれることが多いと思う。だからこの間の文章の最後で、
「スポーツに夢中になるのは素晴らしいことです。でも今からのあ
  なたたちに必要なのは、さまざまな知識を得るための勉強だと思
  います。なぜって、あなたたちの仕事は勉強をすることじゃない
  ですか」
などと書いてしまうと、後になって、皆さんにどのように伝わるのか?  などと不安になってしまうときがあるわけです。

話を進めます。
最近神戸大学の学生が USJ で悪ふざけをして、大学側が謝罪するというのがありましたよね。昨日は同志社の学生が同じようなことをしたという報道がありました。こういう報道がある度に思うんです。安行地区の小中学校にお子さんを通わせる保護者の方たちから、「勉強なんかしてもしょうがない」との声が聞こえてきそうだ。と…
 そうなってしまうことが怖いんです。それが勉強に対して興味を失った生徒たちに浸透して、さらに授業のレベルの低下を招く。安行地区の中学はいま年々授業のレベルの低下が起き、それが学力の低下を引き起こしている。
 「塾に通えばいいじゃないか」
 5、6年前までは、私の中にもその考えはありました。でもそれが最近では、塾の授業だけでは追いつけないところまで来ている。その結果、川口北校に合格することが安行地区の中学生たちにとって一つのステータスであったはずなのに、今では市立川口にその座が受け継がれようとしているように思います。

 たぶん報道された神戸大学や同志社大の学生たちは、何かを勘違いして生きてきたんだと思います。ずいぶん前のアンケート結果ですが、「あなたのお子さんはいいお子さんですか」と聞かれた保護者のうち「良い子です」と答えた保護者のお子さんの9割以上が成績優秀者であった。保護者の中にもあると思うんです。成績が良ければ、お子さんの成長に安心をしてしまうような状況が、
 「あなたたちの先輩たちの中には、僕がやっている小ちゃな塾で精一杯努力をした人たちがいます。彼らは努力でメガネをいくつも手に入れて、高校受験において選ばれし者となりました」
 僕が先日の文章の中で、紹介した“先輩たち”は、報道された学生たちとは違う、どの子もいいヤツでした。間違っても USJ で悪ふざけをして、人に迷惑を掛けるようなことはしない。そういうヤツだったと思います。

 安行地区の中学校で、偏差値70を超えるまで成績を上げ、それを高校受験まで維持するというのはとても大変なことです(中3の7月、9月の北辰テストで偏差値70を超えるというのは比較的容易い。しかし12月以降の北辰テストで偏差値が70を超えるのはもの凄く難しい)。
 信じられないような話ですが、出来る彼らに対して、その他のクラスメイトたち奇異の目で見ます。まるで自分たちと違う価値観を持っている成績優秀者の気持ちが理解できないのだと思います。さらには意地悪を仕向けられたり、いじめに近いような事態まで起こります。そういう中でも自分を保ち続ける、周囲の雑音の中でもブレない志を持ち続ける。これってもの凄く大変なことだったと思います。ハートが強くないと、安行地区の中学校においては、成績優秀者であり続けることはできないのかもしれません。
 私の塾で成績を上げ、高校受験において浦和や一女に合格した彼らは、高校受験までの過程において、人間的にも大きくそして強く成長していったと思います。私はそれを間近で見ていたわけですから、彼らのことは信じているし、これからもたぶん信じ続けると思います。






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